久しぶりにCD/DVDを買った。デビュー以来ずっと聴き続けているMUSEというバンドのライブ盤が出たとのことで購入。
去年リニューアルオープンしたロンドンウェンブリースタジアムでの15万人超の”HAARP”と冠されたライブを収録している。
という訳で早速DVD鑑賞、再生してまず目に飛び込んで来たのは圧巻のシニックデザイン。パラボラアンテナがステージの脇を固め、バックには超巨大なモニター・スクリーン、そしてさらにその背後に12基の巨大な白い風船とさながら"Highfrequency Active Auroral Research Program"まさにHAARPシステムかのごとく近未来的デザインに目を奪われた。
そして会場にロミオとジュリエット収録曲(某携帯電話CMの曲)が流れ、MUSEの3人が登場しスタジアムの興奮が絶頂に達し間髪入れずにライブがキックオフする。
このバンドを今まで見続けて来て思うのは、曲もさることながらステージングにもこだわりを見せてくれるところが他のバンドとの違いではないだろうか。フロントマンのマシュー・ベラミーはこのステージの構想も自ら担当し、双眼鏡がないと見えないくらい広いスタジアムでいかにオーディエンスと一体化できるかということの魅せ方が随所に感じられた。
またバックモニターの映像やステージライティングも、彼らの代名詞”過剰の美学”に劣らぬド派手なパフォーマンスを見せてくれた。
いやはやなんとも恐れ入ったものか。映像を通してみても、まるで五感をすべて刺激させられたかのような錯覚に陥れられた。会場の15万人の一人になっていたら絶対失神してるわ。
彼らのようなバンドをミュージシャンではなく”Artist”と呼びたい。そのぐらい素晴らしい。
超刺激的なステージをノンストップで鑑賞、これで¥3,000とはお安いもんですなぁ。
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