今週のAERAを読んでいたら、パリ・ミラノコレクションについての記事があった。
どうもファッションに疎い俺だが、昨シーズンのコレクションと比べると明らかな違いがあるのは見て取れた。
タイトルにもある通り、リアルクローズが今シーズンの基本らしい。しかし、肝なのは"ヨーロッパのルーツへの回帰"ということ。
専門的な部分はさて置き、たしかにそのまま着てであるけそうなものばかり。CHANELなんかは伝統のシャネルスーツで決めてきた。GUCCIはボリショイプリントのドレスにイコンのネックレスでバルカンムード全開である。PRADAのエレガントなレース使いは強さを感じ、リアルクローズの中にも無限の創造性を感じられた。
唯一異彩を放っていたのはコムデギャルソンか。透けたピンクのフリルに黒のラインが映え強烈なメッセージが伝わってきた。
どのコレクションにも、アメリカへの憧れみたいなものが消え、ヨーロッパのカルチャーへの回帰が伺える。さながら伝統のオンパレードと言ったところか。
伝統をくすぶらせる遊び心がファッションをよりリアルに魅せているのは事実だが、反面定められたレールの上でしか遊べていない感が否めないと思うのは俺だけか。
本場フランスにいる彼はどう感じているだろうか。きっとイタリア代表の衝撃的な敗戦に心を傷めているのでは。
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